してきおうとう

私的応答

井戸川射子 2026

紹介 About

『私的応答』は、1995年の震災を経験した銅子と、母、娘の厚美を軸に、母娘三代の時間をたどる長編です。倒れたミシン、避難所の体育館、梅田で浴びたシャワーといった記憶が、年月を隔てても日常の奥で反響し続けます。震災の経験を大きな出来事としてだけでなく、家族の会話、沈黙、許しがたさの中に残るものとして描く作品です。題名の「応答」は、過去に答えを出すことではなく、答えきれない出来事へ何度も向き合う姿勢として読める。個人史と災害史を重ねながら、応答しきれない記憶にどう向き合うかを問い続けます。

評価 Reception

講談社公式ページで、井戸川射子の受賞歴に続く最新長編として紹介されていることを確認しています。OpenBDでは東京新聞/中日新聞の書評掲載情報を確認したが、書評本文は今回未読。現時点で本作単体の主要文学賞受賞・候補は確認できず、評価情報は出版社公式紹介と書評掲載情報に留めます。

出典 Sources

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  2. 002 2022 この世の喜びよ このよのよろこびよ 初出・群像 2022年7月号 ショッピングセンターの喪服売り場で働く「あなた」は、かつて幼い娘たちとこのセンターで長い時間を過ごした。いまはフードコートに入り浸る中学生の少女と言葉を交わすようになり、彼女との関わりのなかで、子育ての日々の記憶や、言葉にならないまま積もっていた感情が少しずつよみがえってくる。全編が「あなた」への呼… 母と子家族記憶 第168回 芥川賞
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  6. 006 2025 曇りなく常に良く くもりなくつねによく 単行本・中央公論新社 『曇りなく常に良く』は、同じ高校に通う五人の少女たちの一年間を描く青春群像劇です。よく似た声が混ざり合う関係の中で、友情、同調、わずかなずれが日々の会話と学校生活に滲みます。少女たちの「仲のよさ」は安定した居場所であると同時に、自分の言葉を見失わせる圧力にもなり、誰かと同じでいることの安心と苦しさを… 青春同調圧力アイデンティティ
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