うつくしいはね

うつくしい羽

上村渉 2020

紹介 About

表題作『うつくしい羽』と『あさぎり』などを収めた、上村渉の初小説集。OpenBDの版元提供情報は、食の記憶が過去を呼び覚ます作品として、離婚で心の支えを失った男と、フランス修業時代に大切な人を失った料理人の軌跡を紹介している。併録作『あさぎり』では、十五歳の少女の一時保護を通して、家族の絆と外国人労働者の問題が浮かび上がる。

評価 Reception

NDLで表題作『うつくしい羽』の『すばる』2019年6月号掲載と、2020年11月の書肆侃侃房刊行を確認。OpenBDでは版元提供の内容紹介と著者略歴を確認できるが、作品単位の主要文学賞や独立書評は今回確認できなかった。評価情報は限定的で、現時点では初出・刊行の書誌確認と出版社紹介に基づく。

出典 Sources

上村渉のほかの収録作 More

  1. 001 2008 射手座 いてざ 初出・文學界 2008年12月号 日系ブラジル人の語り手が、妹ルシアに関わる謎めいた男・加賀芳明と向き合う。妹の万引きに関わった加賀は、やがて妹が遺棄した赤ん坊について語り出し、赤ん坊を運んで山道をひとりさまよう。語り手が加賀から聞いた話を伝聞のかたちで重ねていく重層的な構造により、何が真実かは最後まで曖昧なまま、登場人物の誰ひとり… 移民と越境孤独と疎外死と喪失 第107回 文學界新人賞