しがいせん
市街戦
紹介 About
『市街戦』は、砂川文次のデビュー作であり、第121回文學界新人賞受賞作です。NDLサーチでは『文學界』2016年5月号掲載、文藝春秋公式ページでは後年の単行本『戦場のレビヤタン』に著者デビュー作として併録されたことを確認できます。公開されている出版社・書誌情報だけでは単独作品としての詳しい梗概までは確認できないため、現段階では元自衛官作家による戦争小説群の出発点として扱います。
評価 Reception
第121回文學界新人賞受賞作。文藝春秋公式の『戦場のレビヤタン』ページでは、砂川が本作で同賞を受けたこと、また本作が同書に併録されたことを確認できる。文庫版『小隊』のNDL/JPRO情報でも、収録作一覧に「市街戦(第121回文學界新人賞受賞)」と示されている。
出典 Sources
- NDLサーチ「第121回文學界新人賞受賞作 市街戦」 評価書誌
『文學界』70(5)、2016年5月、p.11-44掲載の受賞作として確認。
- 文藝春秋『戦場のレビヤタン』 紹介評価書誌
単行本への併録、著者プロフィール、受賞歴を確認。
- NDLサーチ『小隊(文春文庫)』 評価書誌
文庫版の収録作一覧と「市街戦」の受賞情報を確認。
受賞・候補歴 Awards
砂川文次のほかの収録作 More
- 001 2020 小隊 ショウタイ 『小隊』は、元自衛官である砂川文次が、北海道へのロシア軍上陸という仮想戦場を描いた中篇です。文藝春秋公式ページでは、第164回芥川賞候補作として、日本人の知らない「戦場」の現実を描いた作品と紹介されている。自衛隊三尉の安達が小隊を率いる視点を通して、戦争を理念ではなく指揮、待機、接近、交戦の具体的な…
- 002 2020 臆病な都市 オクビョウ ナ トシ 2020年に講談社から刊行された砂川文次の単著図書。既登録作『市街戦』『ブラックボックス』を補う候補。
- 003 2021 ブラックボックス ぶらっくぼっくす 『ブラックボックス』は、自転車便メッセンジャーとして東京を走るサクマの身体感覚と、制御しきれない怒りの蓄積を描く中篇です。都市の道路、配達労働、速度、肉体の疲労が、主人公の内面の暴発と直結していきます。労働と暴力衝動を観念ではなく身体の運動として読ませる、切迫した文体が特徴です。社会の構造を説明する… 第166回 芥川賞