らほうよんせんねんき

螺法四千年記

日和聡子 2012 第34回 野間新人賞 受賞

紹介 About

古代から現代までを四千年の時間幅でたどり、神、人、ちいさな生き物たちの気配が現在の地平に重なっていく長篇。詩人でもある日和聡子の文体が、此岸と彼岸、私と彼方を行き来する神話的な感触を生み出す。直線的な歴史小説というより、螺旋状に時間と声が響き合う幻想性が読みどころである。

評価 Reception

幻戯書房の書籍ページと出版社ブログで野間文芸新人賞受賞作品であることを確認できる。NDLにも第34回野間文芸新人賞発表記事のレコードがある。出版社ページは作品世界の要約と書誌が中心で、選評本文や独立書評までは確認できていない。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第34回 野間文芸新人賞 (2012年)

日和聡子のほかの収録作 More

  1. 001 2007 おのごろじま 初出・単行本(幻戯書房、2007年刊行)。初出誌は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『おのごろじま』は、詩人としても活動する日和聡子の小説作品です。古事記的な響きを帯びる題名のもと、島、土地、生成、記憶の感触を、散文と詩の境界に近い文体で立ち上げます。物語の筋よりも、言葉の音楽性と神話的なイメージが前景化する作品です。 神話土地記憶