ぷーるさいどしょうけい

プールサイド小景

庄野潤三 1954 第32回 芥川賞 受賞

紹介 About

『プールサイド小景』は、社員旅行の一日を舞台に、家庭を持つ男の欲望と罪悪感を細密に描く短篇です。劇的事件よりも視線、沈黙、気まずさの変化を追うことで、都市生活者の不安を浮かび上がらせます。庄野潤三の静かな日常描写のなかに、戦後の家庭と個人の距離感が滲む作品です。

評価 Reception

日本文学振興会の公式一覧で第32回芥川賞受賞作として確認できる。小島信夫『アメリカン・スクール』との同時受賞で、第三の新人の代表的短篇として扱われる。今回は公式受賞情報と既存書誌確認を中心に補完した。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第32回 芥川龍之介賞 (1954年下半期)

庄野潤三のほかの収録作 More

  1. 001 1965 夕べの雲 ゆうべのくも 初出・単行本(講談社、1965年刊行) 『夕べの雲』は、郊外の家庭生活を大きな事件ではなく、家族の会話、子どもの成長、季節の変化の積み重ねとして描く庄野潤三の代表的長篇です。日常の細部を丁寧に見ることで、戦後の家庭小説に独自の静けさをもたらしています。 家族生活子ども
  2. 002 1971 絵合せ えあわせ 単行本・講談社 NDLサーチで1971年刊の講談社版単行本、および1977年版を確認できる。 家族日常生活
  3. 003 1988 インド綿の服 いんどめんのふく 単行本・講談社 NDLサーチで1988年2月刊の講談社版単行本を確認できる。 家族日常生活