にわに つぐ

庭に接ぐ

才谷景 2025

紹介 About

『庭に接ぐ』は、才谷景が『海を吸う』で第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作となった後に発表した受賞第一作です。森へ続く〈庭〉のある家で暮らす父と娘を中心に、森から戻った父の変調と、二人きりの箱庭を侵食するものを描きます。2026年刊行のデビュー作品集『海を吸う/庭に接ぐ』に収録され、受賞作と並べて、身体の違和感や閉じた家族空間が幻想へ変わっていく才谷景の作風を読むための一作です。

評価 Reception

河出書房新社の公式ページとプレスリリースで、初出が『文藝』2025年冬季号であり、2026年4月28日刊行の作品集『海を吸う/庭に接ぐ』に収録されたことを確認しました。公式ページでは、柴崎友香・松田青子・朝宮運河の評言に加え、全国書店員のコメントも掲載されています。作品名・著者名でレビューブログやYouTube紹介も探しましたが、作品単体に確実に紐づけられる公開リンクは見送り、ブクログの作品ページを読書案内として記録しました。

出典 Sources

参考リンク References

才谷景のほかの収録作 More

  1. 001 2023 海を吸う うみを すう 初出・「文藝」2023年冬季号(短篇部門優秀作として掲載。電子書籍は西野冬器・才谷景の2作合本で配信) 体中に穴が開き、液体が溜まっていく少女ひよりを描く短篇。いっくんや母の言葉に促されるように、身体の変容と意識の移ろいが湿り気を帯びた幻想として進む。肉体の感覚と内面の不安を直接結びつける文体が読みどころで、受賞後第一作「庭に接ぐ」を併録したデビュー作品集にも収められている。異様な身体変化を怪奇として… 身体実験的文体不穏