うみを すう
海を吸う
紹介 About
体中に穴が開き、液体が溜まっていく少女ひよりを描く短篇。いっくんや母の言葉に促されるように、身体の変容と意識の移ろいが湿り気を帯びた幻想として進む。肉体の感覚と内面の不安を直接結びつける文体が読みどころで、受賞後第一作「庭に接ぐ」を併録したデビュー作品集にも収められている。異様な身体変化を怪奇として消費するより、閉塞した感情が身体の穴や液体として現れる感覚を粘り強く追っている。
評価 Reception
第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作。河出書房新社の公式発表で応募4176作から選ばれたこと、デビュー作品集の公式ページで柴崎友香・松田青子・朝宮運河の評言が掲載されていることを確認した。評価情報は出版社公式・公式PR資料に基づくため、独立書評としては未確認。
出典 Sources
- 河出書房新社『海を吸う/庭に接ぐ』 紹介評価書誌
出版社公式。作品集の内容紹介、収録作、選考委員・書評家・書店員コメント、発売日、ISBN、ページ数を確認。
- 海を吸う/庭に接ぐ デビュー作品集 - 河出書房新社プレスリリース 紹介評価書誌
あらすじおよび選考委員評(松田青子・柴崎友香)を確認