いかだまでのきょり

筏までの距離

水原涼 2024

紹介 About

『筏までの距離』は、水原涼が2025年に集英社から刊行した八篇構成の作品集です。植物園、礼拝堂、温泉街、古びたリゾートマンションなどの場所を通して、関係に名前を与えにくい二人の距離が浮かび上がる。書き下ろし二篇を含む構成で、出会いと記憶のずれを静かな違和感として読ませます。

評価 Reception

集英社公式ページで2025年6月26日発売、四六判256ページ、ISBN 978-4-08-770005-3を確認した。公式ページには小原晩、カツセマサヒコによる推薦が掲げられているが、作品単体の主要文学賞受賞・候補は今回確認できた範囲では登録しない。

出典 Sources

参考リンク References

水原涼のほかの収録作 More

  1. 001 2011 甘露 かんろ 初出・「文學界」2011年6月号 『甘露』は、家と家族をめぐる不穏さを描く水原涼のデビュー作です。若い書き手による作品ながら、家族の内部に潜む圧力や不快な甘さを鋭く扱います。第145回芥川賞候補にもなり、デビュー時から筆力を注目された作品です。 家族身体孤独と疎外 第112回 文學界新人賞
  2. 002 2017 蹴爪(ボラン) ぼらん 初出・「群像」2017年2月号(第72巻第2号) 『蹴爪(ボラン)』は、水原涼の初小説集の表題作です。Books出版書誌データベースでは、東南アジアの島を舞台に、闘鶏場で胴元を務める父、村を守る祠、幼なじみの鶏の死、殺人事件、地震が重なる物語として紹介されています。異国の少年の物語でありながら「ぼくたち」の姿を映す作品として位置づけられ、熱と暴力の… 暴力家族少年