くまのしきいし

熊の敷石

堀江敏幸 2000 第124回 芥川賞 受賞

紹介 About

『熊の敷石』は、旅先の記憶や友人との対話を通じて、遠く離れた土地と言葉の感触を細やかに描く作品です。堀江敏幸らしい抑制された文体で、出来事の輪郭よりも記憶の手触りや時間の層が前面に出ます。

評価 Reception

第124回芥川龍之介賞受賞作です。NDLサーチでは『群像』2000年12月号掲載と2001年2月の講談社版単行本を確認でき、日本文学振興会の公式一覧でも同回の受賞作として確認できます。

出典 Sources

参考リンク References

受賞・候補歴 Awards

受賞 第124回 芥川龍之介賞 (2000年下半期)

堀江敏幸のほかの収録作 More

  1. 001 1998 おぱらばん おぱらばん 初出・青土社1998年刊 『おぱらばん』は、フランス郊外に暮らす「私」の視線を通して、忘れられた文学、移民の言葉、郊外の人々をゆるやかに結びつける15篇の小説集です。新潮社公式の文庫版紹介では、表題作が中国移民の言い回しを通じて卓球名人の肖像を描く作品として案内されている。エッセイと小説の境界を横断し、言葉のずれや記憶の手触… 言葉と言語記憶芸術と表現 第12回 三島賞
  2. 002 2016 その姿の消し方 そのすがたのけしかた 単行本・新潮社 『その姿の消し方』は、詩や書物をめぐる記憶を追いながら、誰かの姿が時間のなかへ消えていく過程を静かにたどる作品です。堀江敏幸らしい精密な文体で、風景、読書、翻訳的な感覚が重なり合う。筋の強さよりも、痕跡を見つめるまなざしと文章の陰影が読みどころです。 記憶書物 第69回 野間文芸賞