ほりえ としゆき

堀江敏幸

b.1964

略歴 Profile

岐阜県多治見市生まれ。早稲田大学でフランス文学を専攻、東京大学大学院修了、パリ第3大学に留学。1995年「郊外へ」でデビュー。「おぱらばん」で第12回三島由紀夫賞(鈴木清剛と同時受賞)、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2004年「雪沼とその周辺」で谷崎潤一郎賞を受賞。2007年より早稲田大学文学学術院教授。 このデータベースでは3作品を収録し、発表年は1998年から2016年に及びます。三島賞、芥川賞、野間文芸賞の受賞作を含みます。主題や読み味では記憶、静謐、芸術と表現、異文化、陰影といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1998 おぱらばん おぱらばん 初出・青土社1998年刊 『おぱらばん』は、フランス郊外に暮らす「私」の視線を通して、忘れられた文学、移民の言葉、郊外の人々をゆるやかに結びつける15篇の小説集です。新潮社公式の文庫版紹介では、表題作が中国移民の言い回しを通じて卓球名人の肖像を描く作品として案内されている。エッセイと小説の境界を横断し、言葉のずれや記憶の手触… 言葉と言語記憶芸術と表現 第12回 三島賞
  2. 002 2000 熊の敷石 くまのしきいし 初出・「群像」2000年12月号に掲載。2001年2月、講談社より単行本刊行。 『熊の敷石』は、旅先の記憶や友人との対話を通じて、遠く離れた土地と言葉の感触を細やかに描く作品です。堀江敏幸らしい抑制された文体で、出来事の輪郭よりも記憶の手触りや時間の層が前面に出ます。 記憶言葉 第124回 芥川賞

単行本

  1. 001 1998 おぱらばん おぱらばん 単行本・青土社 『おぱらばん』は、フランス郊外に暮らす「私」の視線を通して、忘れられた文学、移民の言葉、郊外の人々をゆるやかに結びつける15篇の小説集です。新潮社公式の文庫版紹介では、表題作が中国移民の言い回しを通じて卓球名人の肖像を描く作品として案内されている。エッセイと小説の境界を横断し、言葉のずれや記憶の手触… 言葉と言語記憶芸術と表現 第12回 三島賞
  2. 002 2001 熊の敷石 くまのしきいし 単行本・講談社 『熊の敷石』は、旅先の記憶や友人との対話を通じて、遠く離れた土地と言葉の感触を細やかに描く作品です。堀江敏幸らしい抑制された文体で、出来事の輪郭よりも記憶の手触りや時間の層が前面に出ます。 記憶言葉 第124回 芥川賞
  3. 003 2016 その姿の消し方 そのすがたのけしかた 単行本・新潮社 『その姿の消し方』は、詩や書物をめぐる記憶を追いながら、誰かの姿が時間のなかへ消えていく過程を静かにたどる作品です。堀江敏幸らしい精密な文体で、風景、読書、翻訳的な感覚が重なり合う。筋の強さよりも、痕跡を見つめるまなざしと文章の陰影が読みどころです。 記憶書物 第69回 野間文芸賞