いいこはいえで

いい子は家で

青木淳悟 2007

紹介 About

『いい子は家で』は、家という閉じた場所と「いい子」であることの圧力をめぐる青木淳悟の作品です。日常の言葉や振る舞いが少しずつずれ、家族や共同体の規範が不穏なものとして見えてきます。実験的な文体が、従順さの裏側にある違和感を浮かび上がらせます。

評価 Reception

国立国会図書館サーチで2007年新潮社刊の単行本として確認できます。今回確認できた評価情報は書誌中心で、書評・受賞歴は未確認です。

出典 Sources

青木淳悟のほかの収録作 More

  1. 001 2003 四十日と四十夜のメルヘン よんじゅうにちとよんじゅうやのめるへん 初出・新潮 2003年11月号 チラシ配りをして暮らす「私」が書きつける日記。しかしその日付は素直に進まず、記述は反復と書き換えを繰り返しながら円環構造を描き、日常の風景がいつのまにか変容していく。「書くこと」自体を小説の駆動装置にした構成は、選考会で保坂和志が「これはピンチョンなんだ」と断言して強く推したことで知られる。単行本化… 言葉と言語記憶労働 第35回 新潮新人賞
  2. 002 2009 このあいだ東京でね このあいだとうきょうでね 単行本・新潮社 『このあいだ東京でね』は、東京という場所で交わされる会話や記憶を、青木淳悟の観察的な文体でたどる作品です。題名のくだけた語りかけは、都市の出来事が誰かへの報告として残る感覚を示します。大きな筋よりも、場所と言葉のズレを読む小説です。 言葉と言語記憶孤独と疎外
  3. 003 2011 私のいない高校 わたしのいないこうこう 単行本・講談社 1992年の小学校を舞台に、校舎から見える家に住む子供の視点で綴る連作。三島由紀夫賞受賞。 第25回 三島賞
  4. 004 2014 男一代之改革 おとこいちだいのかいかく 単行本・河出書房新社 江戸の改革者・松平定信を「源氏物語」の読み手として描く異色の歴史小説。
  5. 005 2015 学校の近くの家 がっこうのちかくのいえ 単行本・新潮社 学校の近くの家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は新潮社(2015年)。
  6. 006 2015 匿名芸術家 とくめいげいじゅつか 単行本・講談社 匿名芸術家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は講談社(2015年)。