あおき じゅんご
青木淳悟
略歴 Profile
埼玉県狭山市出身。早稲田大学第二文学部在学中にデビュー。作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞、2012年『わたしのいない高校』で三島由紀夫賞を受賞した実験派。 このデータベースでは7作品を収録し、発表年は2003年から2015年に及びます。新潮新人賞、三島賞の受賞作を含みます。主題や読み味では乾いた、記憶、言葉と言語、孤独と疎外、不穏といった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 2005 四十日と四十夜のメルヘン よんじゅうにちとよんじゅうやのめるへん チラシ配りをして暮らす「私」が書きつける日記。しかしその日付は素直に進まず、記述は反復と書き換えを繰り返しながら円環構造を描き、日常の風景がいつのまにか変容していく。「書くこと」自体を小説の駆動装置にした構成は、選考会で保坂和志が「これはピンチョンなんだ」と断言して強く推したことで知られる。単行本化… 第35回 新潮新人賞
- 002 2007 いい子は家で いいこはいえで 『いい子は家で』は、家という閉じた場所と「いい子」であることの圧力をめぐる青木淳悟の作品です。日常の言葉や振る舞いが少しずつずれ、家族や共同体の規範が不穏なものとして見えてきます。実験的な文体が、従順さの裏側にある違和感を浮かび上がらせます。
- 003 2009 このあいだ東京でね このあいだとうきょうでね 『このあいだ東京でね』は、東京という場所で交わされる会話や記憶を、青木淳悟の観察的な文体でたどる作品です。題名のくだけた語りかけは、都市の出来事が誰かへの報告として残る感覚を示します。大きな筋よりも、場所と言葉のズレを読む小説です。
- 004 2011 私のいない高校 わたしのいないこうこう 1992年の小学校を舞台に、校舎から見える家に住む子供の視点で綴る連作。三島由紀夫賞受賞。 第25回 三島賞
- 005 2014 男一代之改革 おとこいちだいのかいかく 江戸の改革者・松平定信を「源氏物語」の読み手として描く異色の歴史小説。
- 006 2015 学校の近くの家 がっこうのちかくのいえ 学校の近くの家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は新潮社(2015年)。
- 007 2015 匿名芸術家 とくめいげいじゅつか 匿名芸術家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は講談社(2015年)。