あおき じゅんご

青木淳悟

b.1979

略歴 Profile

埼玉県狭山市出身。早稲田大学第二文学部在学中にデビュー。作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞、2012年『わたしのいない高校』で三島由紀夫賞を受賞した実験派。 このデータベースでは7作品を収録し、発表年は2003年から2015年に及びます。新潮新人賞、三島賞の受賞作を含みます。主題や読み味では乾いた、記憶、言葉と言語、孤独と疎外、不穏といった切り口から作品を探せます。

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2003 四十日と四十夜のメルヘン よんじゅうにちとよんじゅうやのめるへん 初出・新潮 2003年11月号 チラシ配りをして暮らす「私」が書きつける日記。しかしその日付は素直に進まず、記述は反復と書き換えを繰り返しながら円環構造を描き、日常の風景がいつのまにか変容していく。「書くこと」自体を小説の駆動装置にした構成は、選考会で保坂和志が「これはピンチョンなんだ」と断言して強く推したことで知られる。単行本化… 言葉と言語記憶労働 第35回 新潮新人賞

単行本

  1. 001 2005 四十日と四十夜のメルヘン よんじゅうにちとよんじゅうやのめるへん 単行本・新潮社 チラシ配りをして暮らす「私」が書きつける日記。しかしその日付は素直に進まず、記述は反復と書き換えを繰り返しながら円環構造を描き、日常の風景がいつのまにか変容していく。「書くこと」自体を小説の駆動装置にした構成は、選考会で保坂和志が「これはピンチョンなんだ」と断言して強く推したことで知られる。単行本化… 言葉と言語記憶労働 第35回 新潮新人賞
  2. 002 2007 いい子は家で いいこはいえで 単行本・新潮社 『いい子は家で』は、家という閉じた場所と「いい子」であることの圧力をめぐる青木淳悟の作品です。日常の言葉や振る舞いが少しずつずれ、家族や共同体の規範が不穏なものとして見えてきます。実験的な文体が、従順さの裏側にある違和感を浮かび上がらせます。 家族同調圧力孤独と疎外
  3. 003 2009 このあいだ東京でね このあいだとうきょうでね 単行本・新潮社 『このあいだ東京でね』は、東京という場所で交わされる会話や記憶を、青木淳悟の観察的な文体でたどる作品です。題名のくだけた語りかけは、都市の出来事が誰かへの報告として残る感覚を示します。大きな筋よりも、場所と言葉のズレを読む小説です。 言葉と言語記憶孤独と疎外
  4. 004 2011 私のいない高校 わたしのいないこうこう 単行本・講談社 1992年の小学校を舞台に、校舎から見える家に住む子供の視点で綴る連作。三島由紀夫賞受賞。 第25回 三島賞
  5. 005 2014 男一代之改革 おとこいちだいのかいかく 単行本・河出書房新社 江戸の改革者・松平定信を「源氏物語」の読み手として描く異色の歴史小説。
  6. 006 2015 学校の近くの家 がっこうのちかくのいえ 単行本・新潮社 学校の近くの家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は新潮社(2015年)。
  7. 007 2015 匿名芸術家 とくめいげいじゅつか 単行本・講談社 匿名芸術家は、青木淳悟による2015年発表の作品です。単行本は講談社(2015年)。