にくしょく

肉触

佐藤智加 2000 第37回 文藝賞 優秀作

紹介 About

『肉触』は、第37回文藝賞優秀作として『文藝』2000年冬季号に掲載され、2001年1月に河出書房新社から単行本化された佐藤智加の作品です。河出書房新社公式ページでは、精神と肉体をめぐる冒頭の問い、姉の追憶に支えられた詩的な内面世界の崩壊、17歳の高校生による早熟な表現が紹介されています。物語の細部を断定しすぎず、身体感覚と記憶が結びつく詩的な小説として整理できます。

評価 Reception

第37回文藝賞優秀作。河出書房新社公式ページで文藝賞優秀作、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書であることを確認した。NDLサーチでは同回発表号の掲載記事と単行本書誌を確認できる。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

優秀作 第37回 文藝賞 (2000年)

佐藤智加のほかの収録作 More

  1. 001 2003 壊れるほど近くにある心臓 こわれるほどちかくにあるしんぞう 単行本・河出書房新社 身体と精神の境界がゆるみ、恋愛の近さがそのまま危うさへ変わっていく第二作。親密さを求めるほど相手との距離が測れなくなる感覚を、肉体的なイメージと内面の揺れを重ねて描く。恋愛小説でありながら、愛の甘さよりも依存、痛み、自己の輪郭が崩れる怖さを読む作品である。 恋愛身体