さとう ともか

佐藤智加

b.1983

略歴 Profile

愛知県名古屋市出身。父は国文学者の佐藤房儀。高校在学中の17歳で「肉触」が文藝賞優秀作に選ばれデビュー。のち『壊れるほど近くにある心臓』が三島由紀夫賞候補。慶應義塾大学卒。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2000年から2003年に及びます。主題や読み味では孤独と疎外、身体、不穏、記憶、性といった切り口から作品を探せます。

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2000 肉触 にくしょく 初出・文藝 2000年冬季号 「精神か肉体かいずれかを捨てるなら、私は迷うことなく精神を捨てる」という挑発的な一文から始まり、姉への追憶に支えられた「私」の内的世界が静かに崩れていく過程を描く。観念と肉体感覚が分かちがたく絡み合う濃密な文章を、当時17歳の高校生が書いたことが衝撃をもって受け止められた。詩で受賞歴のある作者らしく… 身体記憶孤独と疎外

単行本

  1. 001 2001 肉触 にくしょく 単行本・河出書房新社 「精神か肉体かいずれかを捨てるなら、私は迷うことなく精神を捨てる」という挑発的な一文から始まり、姉への追憶に支えられた「私」の内的世界が静かに崩れていく過程を描く。観念と肉体感覚が分かちがたく絡み合う濃密な文章を、当時17歳の高校生が書いたことが衝撃をもって受け止められた。詩で受賞歴のある作者らしく… 身体記憶孤独と疎外
  2. 002 2003 壊れるほど近くにある心臓 こわれるほどちかくにあるしんぞう 単行本・河出書房新社 身体と精神の境界がゆるみ、恋愛の近さがそのまま危うさへ変わっていく第二作。親密さを求めるほど相手との距離が測れなくなる感覚を、肉体的なイメージと内面の揺れを重ねて描く。恋愛小説でありながら、愛の甘さよりも依存、痛み、自己の輪郭が崩れる怖さを読む作品である。 恋愛身体