むげんのくろ
無限の玄
紹介 About
男性だけのストリングバンドを舞台に、絶対的な父の死と反復する再生のような出来事を軸に、共同体の変容を描く中篇。バンドの規律や父権をめぐる物語を、音楽と身体性を帯びた寓話として展開する。芸術の場が家族、共同体、権威の問題へ反転していく点が読みどころ。
評価 Reception
新潮社公式の三島由紀夫賞アーカイブで第31回受賞作として確認できる。内容面は既存の書誌・梗概と補助的なブログ出典に依拠しており、出版社公式の詳細紹介や選評本文は未確認。
出典 Sources
- 三島由紀夫賞 過去の受賞作品 - 新潮社 評価書誌
- 作家・古谷田奈月さんについて 三島賞受賞作・「無限の玄」(2017年)まで - 目をつぶらない 書誌
(ブログ)初出誌・単行本情報を補助的に確認。公式の内容紹介は未確認
受賞・候補歴 Awards
古谷田奈月のほかの収録作 More
- 001 2013 星の民のクリスマス ほしのたみのくりすます 古谷田奈月の単行本デビュー作。NDLサーチで2013年11月の新潮社刊行を確認。
- 002 2014 ジュンのための6つの小曲 じゅんのためのむっつのしょうきょく 古谷田奈月の二作目単行本。NDLサーチで2014年11月の新潮社刊行、および2017年新潮文庫nex版を確認。
- 003 2016 リリース りりーす 古谷田奈月の光文社刊単行本。NDLサーチで2016年10月の単行本と2018年光文社文庫版を確認。
- 004 2017 望むのは のぞむのは 三島由紀夫賞受賞作『無限の玄』と同じ2017年に刊行された新潮社単行本。
- 005 2019 神前酔狂宴 しんぜんすいきょうえん 『神前酔狂宴』は、神社の披露宴会場で働く浜野、梶、倉地を中心に、結婚式という祝祭の裏側にある演技性と制度を描く小説。日々「茶番」を演じる彼らが、神社の祀る神が明治日本の軍神であることを知る筋立てから、結婚、家族、国家の儀礼性が重ねられる。河出書房新社は本作を、壮大な茶番を切り裂く衝撃作として紹介して… 第41回 野間新人賞