まぶいぐみ

魂込め

目取真俊 1999

紹介 About

『魂込め』は、沖縄の風土と戦争の記憶を背景に、失われたものの声や共同体の奥行きを描く短篇集です。表題の「まぶいぐみ」は魂を込め直すという沖縄の言葉に由来し、目取真俊の文学に通底する記憶と傷の主題が強く表れています。

評価 Reception

NDLサーチで1999年8月の朝日新聞社版単行本と、2000年6月『新潮』掲載の第26回川端康成文学賞発表記事を確認できます。現行の賞マスターに川端康成文学賞がないため、今回は `awards` には追加していません。

出典 Sources

参考リンク References

目取真俊のほかの収録作 More

  1. 001 1997 水滴 すいてき 初出・「文學界」1997年4月号 『水滴』は、沖縄の老人の足から水が流れ出すという奇妙な出来事を起点に、戦争の死者と生者の現在が交わる短篇です。民話的な幻想と生活のユーモアを重ねながら、沖縄戦の記憶が日常の身体へ戻ってくる瞬間を描きます。荒唐無稽な設定の奥に、加害と悔恨、共同体の記憶が沈んでいる点が読みどころです。 戦争死と喪失寓話・幻想 第117回 芥川賞