めどるま しゅん

目取真俊

b.1960

略歴 Profile

沖縄県今帰仁村生まれ。琉球大学法文学部卒。警備員・塾講師・高校教員等を経て執筆。1983年「魚群記」で琉球新報短編小説賞、1986年「平和通りと名付けられた街を歩いて」で新沖縄文学賞受賞。1997年「水滴」で第117回芥川賞を受賞。沖縄戦の記憶と現在を幻想と現実が交錯する独自の語りで描く。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1997年から1999年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では沖縄、共同体、死と喪失、死者、重厚といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1997 水滴 すいてき 初出・「文學界」1997年4月号 『水滴』は、沖縄の老人の足から水が流れ出すという奇妙な出来事を起点に、戦争の死者と生者の現在が交わる短篇です。民話的な幻想と生活のユーモアを重ねながら、沖縄戦の記憶が日常の身体へ戻ってくる瞬間を描きます。荒唐無稽な設定の奥に、加害と悔恨、共同体の記憶が沈んでいる点が読みどころです。 戦争死と喪失寓話・幻想 第117回 芥川賞
  2. 002 1999 魂込め まぶいぐみ 初出・単行本(朝日新聞社、1999年8月刊行)。表題作の初出誌は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『魂込め』は、沖縄の風土と戦争の記憶を背景に、失われたものの声や共同体の奥行きを描く短篇集です。表題の「まぶいぐみ」は魂を込め直すという沖縄の言葉に由来し、目取真俊の文学に通底する記憶と傷の主題が強く表れています。 沖縄戦争の記憶死者

単行本

  1. 001 1997 水滴 すいてき 単行本・文藝春秋 『水滴』は、沖縄の老人の足から水が流れ出すという奇妙な出来事を起点に、戦争の死者と生者の現在が交わる短篇です。民話的な幻想と生活のユーモアを重ねながら、沖縄戦の記憶が日常の身体へ戻ってくる瞬間を描きます。荒唐無稽な設定の奥に、加害と悔恨、共同体の記憶が沈んでいる点が読みどころです。 戦争死と喪失寓話・幻想 第117回 芥川賞
  2. 002 1999 魂込め まぶいぐみ 単行本・朝日新聞社 『魂込め』は、沖縄の風土と戦争の記憶を背景に、失われたものの声や共同体の奥行きを描く短篇集です。表題の「まぶいぐみ」は魂を込め直すという沖縄の言葉に由来し、目取真俊の文学に通底する記憶と傷の主題が強く表れています。 沖縄戦争の記憶死者