黒い水/穀雨 河林満作品集

河林満 2021

紹介 About

『黒い水/穀雨 河林満作品集』は、河林満の小説を没後にまとめた作品集です。インパクト出版会公式ページでは、二度芥川賞候補になりながら受賞を逃し、57歳で亡くなった作家の復活として紹介されています。表題作「黒い水」「穀雨」のほか、「月明りのなかで」「ある執行」「塵芥のさなぎ」「黒手夢譚」「ナムナムナマステ」「幻日」などを収めます。

評価 Reception

出版社公式ページでは、出世作『渇水』の原型「ある執行」を収録する作品集として位置づけられています。NDLサーチでも川村湊による編・解説、年譜、初出一覧を含む532ページの作品集として確認でき、河林満の再評価・再読の入口になる一冊です。作品集自体について、今回確認できた範囲では収録済みの賞マスターに対応する受賞歴は追加していません。

出典 Sources

参考リンク References

河林満のほかの収録作 More

  1. 001 1990 渇水 かっすい 初出・「文學界」1990年6月号 『渇水』は、水道料金を滞納した家庭の給水停止に向かう水道局員・岩切俊作と、その家の子どもたちをめぐる中篇です。行政の仕事としての「停止」と、生活の水を断たれる人々の現実がぶつかります。乾いた社会派リアリズムで、貧困、労働、家庭の孤立を描く作品です。 労働貧困家族 第70回 文學界新人賞