こいははかないあるいはぷーるのそこのすてーき
恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ
紹介 About
『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』は、恋愛の記憶、時間の距離、語ることの不確かさをめぐる長篇です。川上弘美らしい日常と奇妙さの接続が、題名の比喩のように、現実感を少しずつずらしていく。恋を直接描くだけでなく、記憶のなかで恋がどのように形を変えるかを読む作品です。
評価 Reception
講談社の野間文芸賞履歴で第76回受賞作として確認した。講談社公式ページとNDL書誌で2023年刊行の書誌情報を確認し、NDLでは刊行記念インタビューも確認した。
出典 Sources
- 『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』川上弘美|講談社 紹介書誌
- 『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』|国立国会図書館サーチ 書誌
- 刊行記念インタビュー 物語るために遠ざかること|国立国会図書館サーチ 評価
- 野間文芸賞 過去の受賞作品一覧|講談社 評価
受賞・候補歴 Awards
川上弘美のほかの収録作 More
- 001 1996 蛇を踏む へびをふむ 『蛇を踏む』は、藪で蛇を踏んだ女性の前に、その蛇が女の姿で現れ、「蛇になれ」と迫ってくる芥川賞受賞作です。日常の手触りを残したまま異界が入り込み、現実と幻想の境界が曖昧になっていくところに読みどころがある。身体の変容、親密さへの恐れ、奇妙な同居感を、川上弘美の初期作らしい静かな不穏さで描く。 第115回 芥川賞
- 002 2001 センセイの鞄 せんせいのかばん 『センセイの鞄』は、元教師と元教え子の再会から始まる恋愛小説です。居酒屋でのやりとり、季節の食べ物、散歩や旅の場面を積み重ねながら、二人の距離が急がずに変化していきます。川上弘美らしい淡いユーモアと寂しさが同居する代表作です。 第37回 谷崎賞