きつねねいりゆめのとりこ
狐寝入夢虜
紹介 About
三週間前に職を失った上岡鳥子は、空腹を抱えて神社へ散歩に出かけ、帰り道に迷い、年下の古本屋の倅と茶飲み話をして花札に興じる。働かないこと自体は気にしないが、仕事に存在理由を求める世間様の考え方には反感を覚える——そんな鳥子の「高潔なる怠惰」を、現代の話なのにわざと落語のような古風な語りで聞かせる。語りの芸そのもので現代の女性の生きにくさを軽やかに裏返してみせた、ユニークな受賞作。
評価 Reception
第47回群像新人文学賞の小説当選作として『群像』2004年6月号に掲載され、2005年5月に講談社から単行本化された。NDLサーチでは『文學界』2005年8月号の書評「Daydream Believer」も確認できる。選評の詳細文言は今回の追加出典では一次確認できなかったため、ここでは受賞掲載・単行本・書評情報に限定する。講談社公式の群像新人文学賞当選作・優秀作一覧でも、第47回・受賞として作品名・著者名を確認した。
出典 Sources
- NDLサーチ「小説当選作 狐寝入夢虜」 評価書誌
- NDLサーチ『狐寝入夢虜』単行本 書誌
- NDLサーチ「書評『狐寝入夢虜』十文字実香--Daydream Believer」 評価
- 群像新人文学賞当選作・優秀作一覧 - 講談社 書誌評価
(講談社公式)第47回・受賞として作品名・著者名を確認。内容紹介は未掲載。