きつねねいりゆめのとりこ

狐寝入夢虜

十文字実香 2004 第47回 群像新人賞 受賞

紹介 About

三週間前に職を失った上岡鳥子は、空腹を抱えて神社へ散歩に出かけ、帰り道に迷い、年下の古本屋の倅と茶飲み話をして花札に興じる。働かないこと自体は気にしないが、仕事に存在理由を求める世間様の考え方には反感を覚える——そんな鳥子の「高潔なる怠惰」を、現代の話なのにわざと落語のような古風な語りで聞かせる。語りの芸そのもので現代の女性の生きにくさを軽やかに裏返してみせた、ユニークな受賞作。

評価 Reception

第47回群像新人文学賞の小説当選作として『群像』2004年6月号に掲載され、2005年5月に講談社から単行本化された。NDLサーチでは『文學界』2005年8月号の書評「Daydream Believer」も確認できる。選評の詳細文言は今回の追加出典では一次確認できなかったため、ここでは受賞掲載・単行本・書評情報に限定する。講談社公式の群像新人文学賞当選作・優秀作一覧でも、第47回・受賞として作品名・著者名を確認した。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第47回 群像新人文学賞 (2004年)

十文字実香のほかの収録作 More

  1. 001 2007 黒の中の繻子の黒 くろのなかのしゅすのくろ 初出・「群像」2007年12月号(第62巻第12号) 『黒の中の繻子の黒』は、第47回群像新人文学賞受賞作『狐寝入夢虜』の作者・十文字実香が「群像」2007年12月号に発表した作品です。NDLサーチでは雑誌記事として、掲載誌・巻号・ページを確認できます。公開Webで梗概や本文内容を確認できないため、作品内容の説明は掲載情報に限定します。 中篇文芸誌掲載