じめんしたち

地面師たち

新庄耕 2019

紹介 About

2017年に実際に起きた積水ハウスを標的にした被害額約55億円の地面師詐欺事件をモデルに、大物地面師・ハリソン山中率いる詐欺集団と彼らを追う刑事の攻防を描くクライムサスペンス。2024年にNetflixにて全7話のオリジナルドラマシリーズとして配信され大ヒット。第23回大藪春彦賞候補(2021年)。

出典 Sources

新庄耕のほかの収録作 More

  1. 001 2012 狭小邸宅 きょうしょうていたく 初出・「すばる」2012年11月号 不動産営業会社で働く若い社員を主人公に、ノルマ、叱責、顧客対応に追われる日々を描く職場小説。狭い住宅を売る仕事の具体性が、労働の過酷さと都市生活の息苦しさを結びつける。成長譚の枠組みを持ちながら、ブラックな職場環境を乾いたリアリズムで読ませる作品である。 労働貧困同調圧力 第36回 すばる文学賞
  2. 002 2015 ニューカルマ にゅーかるま 初出・「小説すばる」2015年8月号〜10月号 大手企業の関連会社に勤める竹田は、リストラ騒動で将来への不安が募るなか、大学時代の友人からネットワークビジネスへの勧誘を受ける。副業のつもりで参加した彼は次第のめり込み、仕事も友人も失っていく。マルチ商法の実態と若い世代の閉塞感を描いた社会派小説。 労働欲望若者
  3. 003 2018 カトク 過重労働撲滅特別対策班 かとく かじゅうろうどうぼくめつとくべつたいさくはん 単行本・文藝春秋 労働基準監督官・城木忠司は「過重労働撲滅特別対策班(カトク)」に所属し、ブラック企業の違法長時間労働を取り締まる。ブラック住宅メーカーや大手広告代理店など複数の案件に向き合いながら、「目標達成」と「働き方改革」の狭間で翻弄される日本社会を描いた。文春文庫書き下ろし作品。 労働組織社会のひずみ
  4. 004 2018 サーラレーオ さーられーお 初出・「群像」2018年5月号 バンコクで暮らす日本人のカセは、観光客への恐喝まがいの行為で生計を立てる落ちぶれた男。ひょんなことから手に入れた大量の大麻の種子をめぐり、金も運も度胸もない彼がタイと日本を疾走する悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。タイトルはタイ語で「人でなし」の意。単行本化にあたって大幅改稿。 欲望犯罪越境
  5. 005 2021 夏が破れる なつがやぶれる 初出・「WEBきらら」2021年4月号〜12月号 いじめをきっかけに不登校となった中学生の進は、親の勧めで夏の2か月を沖縄の離島で過ごす。美しい海の前に建つ豪奢な家で心を癒すはずが、日々課される「修練」はエスカレートし、不可解な悲鳴や消えた少女など狂気をおびた暴力に巻き込まれる。連載時タイトル「破夏」、2025年2月に文庫化の際に連載時タイトルに戻… 子ども暴力同調圧力
  6. 006 2022 地面師たち ファイナル・ベッツ じめんしたち ふぁいなる べっつ 初出・「小説すばる」2022年5月号〜(連載終了号未確認) シンガポールのカジノで全財産を失った元Jリーガーの稲田は、大物地面師・ハリソン山中に北海道・釧路での200億円不動産詐欺計画に招かれる。一方、警視庁の捜査員サクラが逃亡中のハリソン山中を追い、北海道へと捜査を進める。「地面師たち」第1作の続編。 犯罪欲望土地
  7. 007 2024 地面師たち アノニマス じめんしたち あのにます 単行本・集英社 Netflixドラマ化で話題を呼んだ「地面師たち」の前日譚を描く、文庫オリジナル短篇集(全7編)。司法書士の後藤、ニンベン師の長井、手配師の麗子ら各キャラクターが地面師になる前の経緯をそれぞれの視点で描く。巻末にピエール瀧×新庄耕の対談を収録。 犯罪欲望短篇集