はくしゃくふじん

伯爵夫人

蓮實重彦 2016 第29回 三島賞 受賞

紹介 About

帝大入試を控えた二朗が謎めいた伯爵夫人に誘われ、性の昂ぶりと戦争前夜の不穏な空気に巻き込まれていく長篇。伯爵夫人、従妹、和製ルイーズ・ブルックスら魅力的な女性たちが二朗を挑発し、個人の感情教育と時代の破滅が交錯する。エロス、映画的記憶、戦争の気配が入れ子状に重なる作品である。

評価 Reception

新潮社書籍ページとニュースページで第29回三島由紀夫賞受賞作であることを確認できる。同ページ掲載の筒井康隆、黒田夏子らによる書評では、情欲と戦争、巧緻な反復構造、戦前文化の感触が論じられている。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第29回 三島由紀夫賞 (2016年)

蓮實重彦のほかの収録作 More

  1. 001 1985 反=日本語論 初出・単行本(筑摩書房、1985年6月刊行)。NDLサーチ上では1984年刊行扱いの所蔵データも確認できる。 『反=日本語論』は、蓮實重彦による言語・文学批評です。NDLサーチでは筑摩書房刊、ISBN 4-480-82095-7、301ページ、NDC9 810.4の図書として確認できます。日本語をめぐるナショナルな自明性を問い直し、言語、翻訳、批評、近代文学の問題を横断する著作として位置づけられます。 言語文学理論思想