ふたごはろばにまたがって

双子は驢馬に跨がって

金子薫 2017 第40回 野間新人賞 受賞

紹介 About

監禁される親子、救出に向かう双子と驢馬、二つの世界をつなぐ手紙を軸にした奇想の冒険譚。河出書房新社は、独自の世界観で注目された作品として紹介しており、寓話的な設定と哲学的なユーモアが前面に出る。家族の救出劇でありながら、言葉が世界の境界を越える仕掛けが読みどころになる。

評価 Reception

河出書房新社の公式ページで「わたくし、つまりNobody賞」受賞作として確認でき、講談社公式の野間文芸新人賞履歴で第40回受賞作として確認できる。内容評価については出版社紹介と受賞情報が中心で、独立した書評・選評の追加確認が今後の課題。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第40回 野間文芸新人賞 (2018年)

金子薫のほかの収録作 More

  1. 001 2014 アルタッドに捧ぐ あるたっどにささぐ 初出・「文藝」2014年冬号 小説を書いている本間の原稿用紙の上で、作中の少年が死に、その少年が飼っていたトカゲのアルタッドが現れるところから始まる。現実の生活と書かれた虚構が継ぎ目なく接続され、創作することそのものが物語の中心に置かれる。青春小説でありながら、虚構の根源へ向かうメタフィクションとして読める。 芸術と表現青春死と喪失 第51回 文藝賞
  2. 002 2018 壺中に天あり獣あり こちゅうにてんありけものあり 初出・『群像』2018年11月号(NDL雑誌記事レコードで確認) 『双子は驢馬に跨がって』後の単行本候補。群像掲載後、2019年に講談社から刊行。 幻想身体哲学
  3. 003 2025 愛の獣は光の海で溺れ死ぬ あいのけものはひかりのうみでおぼれしぬ 単行本・河出書房新社 『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』は、金子薫が2025年に河出書房新社から刊行した連作小説集です。河出公式は、幻覚剤が蔓延するスラム街〈奇天座〉を舞台に、人間をやめる快楽へ流される者たちと、人間であり続けようとする西尾の物語として紹介しています。現実と虚構、変身、道化、言葉といったモチーフを連結し、寓話的… 変身現実と虚構