かねこ かおる
金子薫
略歴 Profile
神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒、同大学院修士課程修了。2014年「アルタッドに捧ぐ」で第51回文藝賞を受賞しデビュー。2018年『双子は驢馬に跨がって』で第40回野間文芸新人賞受賞。フランス文学の影響を受けた幻想性と哲学的ユーモアを特徴とする。 このデータベースでは4作品を収録し、発表年は2014年から2025年に及びます。文藝賞、野間新人賞の受賞作を含みます。主題や読み味では不穏、ユーモラス、愛、家族、奇想といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 金子薫 - Wikipedia
(Wikipedia)生年・出身・学歴・受賞歴を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 2014 アルタッドに捧ぐ あるたっどにささぐ 小説を書いている本間の原稿用紙の上で、作中の少年が死に、その少年が飼っていたトカゲのアルタッドが現れるところから始まる。現実の生活と書かれた虚構が継ぎ目なく接続され、創作することそのものが物語の中心に置かれる。青春小説でありながら、虚構の根源へ向かうメタフィクションとして読める。 第51回 文藝賞
- 002 2017 双子は驢馬に跨がって ふたごはろばにまたがって 監禁される親子、救出に向かう双子と驢馬、二つの世界をつなぐ手紙を軸にした奇想の冒険譚。河出書房新社は、独自の世界観で注目された作品として紹介しており、寓話的な設定と哲学的なユーモアが前面に出る。家族の救出劇でありながら、言葉が世界の境界を越える仕掛けが読みどころになる。 第40回 野間新人賞
- 003 2019 壺中に天あり獣あり こちゅうにてんありけものあり 『双子は驢馬に跨がって』後の単行本候補。群像掲載後、2019年に講談社から刊行。
- 004 2025 愛の獣は光の海で溺れ死ぬ あいのけものはひかりのうみでおぼれしぬ 『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』は、金子薫が2025年に河出書房新社から刊行した連作小説集です。河出公式は、幻覚剤が蔓延するスラム街〈奇天座〉を舞台に、人間をやめる快楽へ流される者たちと、人間であり続けようとする西尾の物語として紹介しています。現実と虚構、変身、道化、言葉といったモチーフを連結し、寓話的…