こちゅうにてんありけものあり

壺中に天あり獣あり

金子薫 2018

紹介 About

『双子は驢馬に跨がって』後の単行本候補。群像掲載後、2019年に講談社から刊行。

評価 Reception

書誌・初出はNDL item ページおよびBooks/JPROで確認した。主要文学賞の受賞・候補は今回確認できた範囲では登録しない。

出典 Sources

金子薫のほかの収録作 More

  1. 001 2014 アルタッドに捧ぐ あるたっどにささぐ 初出・「文藝」2014年冬号 小説を書いている本間の原稿用紙の上で、作中の少年が死に、その少年が飼っていたトカゲのアルタッドが現れるところから始まる。現実の生活と書かれた虚構が継ぎ目なく接続され、創作することそのものが物語の中心に置かれる。青春小説でありながら、虚構の根源へ向かうメタフィクションとして読める。 芸術と表現青春死と喪失 第51回 文藝賞
  2. 002 2017 双子は驢馬に跨がって ふたごはろばにまたがって 単行本・河出書房新社 監禁される親子、救出に向かう双子と驢馬、二つの世界をつなぐ手紙を軸にした奇想の冒険譚。河出書房新社は、独自の世界観で注目された作品として紹介しており、寓話的な設定と哲学的なユーモアが前面に出る。家族の救出劇でありながら、言葉が世界の境界を越える仕掛けが読みどころになる。 家族孤独と疎外言葉と言語 第40回 野間新人賞
  3. 003 2025 愛の獣は光の海で溺れ死ぬ あいのけものはひかりのうみでおぼれしぬ 単行本・河出書房新社 『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』は、金子薫が2025年に河出書房新社から刊行した連作小説集です。河出公式は、幻覚剤が蔓延するスラム街〈奇天座〉を舞台に、人間をやめる快楽へ流される者たちと、人間であり続けようとする西尾の物語として紹介しています。現実と虚構、変身、道化、言葉といったモチーフを連結し、寓話的… 変身現実と虚構