ちちがきえた

父が消えた

尾辻克彦 1980 第84回 芥川賞 受賞

紹介 About

『父が消えた』は、父の遺骨を納める墓地を見に中央線で高尾へ向かう「私」の意識をたどる中篇です。現在の車中の時間に、父をめぐる記憶や前衛芸術家としての作者の感覚が交錯し、家族小説でありながら形式そのものを揺さぶる作品になっています。死者を送る手続きの物語を、記憶の断片と都市郊外の移動感覚で組み立てる点が読みどころです。

評価 Reception

第84回芥川賞受賞作です。日本文学振興会の公式受賞者一覧で、尾辻克彦「父が消えた」が1980年下半期の受賞作であることを確認できます。選評本文までは今回確認していないため、評価は受賞事実と既存書誌情報に限定しています。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第84回 芥川龍之介賞 (1980年下半期)

尾辻克彦のほかの収録作 More

  1. 001 1983 国旗が垂れる こっきがたれる 初出・1983年1月、中央公論社刊の同名単行本に収録。初出誌の詳細は今回確認できないため、単行本刊行年を year とした。 『国旗が垂れる』は、尾辻克彦が1983年に中央公論社から刊行した短篇集の表題作です。NDLサーチでは、同書に『国旗が垂れる』『やめる』『湯の花』『露地裏の紙幣』『風の吹く部屋』『殴られる男』『バーバー「肌ざわり」』の7篇が収録されていることを確認できます。公開Webで詳しい内容紹介や初出誌は確認でき… 日常身体記憶