ゆめのかべ

夢の壁

加藤幸子 1982 第88回 芥川賞 受賞

紹介 About

『夢の壁』は、北京での幼少期の記憶を背景に、異文化の中で形成された自己感覚と現在のまなざしを重ねる作品です。人間と自然、記憶と現実の境目を探る語りには、生態学的な観察と越境の感覚が混ざっています。歴史や国境を大きく語るより、個人の記憶の層から世界を見直すところに読みどころがあります。

評価 Reception

第88回芥川賞受賞作です。日本文学振興会の公式一覧で、加藤幸子「夢の壁」が1982年下半期の受賞作であることを確認できます。選評の具体的な評価語は未確認のため、受賞事実と初出書誌を中心に記載しています。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第88回 芥川龍之介賞 (1982年下半期)

加藤幸子のほかの収録作 More

  1. 001 1982 野餓鬼のいた村 のがきのいたむら 初出・「新潮」1982年11月号(新潮社) 加藤幸子のデビュー作。北海道の自然と人の苛烈な生を描き、翌年芥川賞を受賞する「夢の壁」へと続く起点となった。 労働貧困地方 第14回 新潮新人賞