わるいなかま・いんきなたのしみ
悪い仲間・陰気な愉しみ
紹介 About
『悪い仲間・陰気な愉しみ』は、病と貧しさ、青年期の停滞を背景にした安岡章太郎の初期短篇群です。結核療養や日常の挫折をめぐる内省を、過剰な劇化を避けた私小説的な語りで描きます。第三の新人と呼ばれる世代の、戦後の日常感覚と弱さへのまなざしがよく出た作品です。
評価 Reception
日本文学振興会の公式一覧で第29回芥川賞受賞作として確認できる。既存出典では『悪い仲間』の初出が『群像』昭和26年6月号であることも確認済み。今回の調査では詳細な選評までは確認できず、受賞・初出情報を中心に記載した。
出典 Sources
- 安岡章太郎 - Wikipedia 書誌
(Wikipedia)受賞情報を確認
- 安岡章太郎「悪い仲間」名作探訪 - 慶應塾生新聞 書誌
(評論記事)「悪い仲間」初出「群像」昭和26年6月号を確認
- 芥川賞受賞者一覧 - 日本文学振興会 評価書誌
公式一覧で受賞回・受賞期・掲載誌を確認。
受賞・候補歴 Awards
安岡章太郎のほかの収録作 More
- 001 1956 ガラスの靴・愛玩 がらすのくつ・あいがん NDLで角川書店1956年刊『ガラスの靴・愛玩』を確認。後年の『ガラスの靴』単体版とは区別する。
- 002 1959 海辺の光景 うみべのこうけい 講談社1959年刊の単行本。既存収録の初期芥川賞受賞作・晩年作の間を補う代表作。
- 003 1967 幕が下りてから まくがおりてから 講談社1967年刊の単行本。NDLで複数レコードを確認できる。
- 004 1991 伯父の墓地 おじのぼち 『伯父の墓地』は、亡くなった伯父の墓参を題材に、生と死、記憶の連鎖を老境から見つめる短篇です。大きな事件を置かず、親族の記憶と墓地という場所から、時間の堆積を静かに浮かび上がらせます。安岡章太郎晩年の私小説的な成熟が感じられる作品です。 第18回 川端賞