ないすえいじ

ナイス・エイジ

鴻池留衣 2017

紹介 About

『ナイス・エイジ』は、「新潮」2017年7月号に掲載され、2018年1月に新潮社から同名単行本の表題作として刊行された鴻池留衣の小説です。新潮社公式ページでは、興味本位でオフ会に参加したAV嬢の絵里が、自分の孫を名乗る未来人の青年と知り合い同棲し、その日常がネット民の好奇心の対象になっていく物語として紹介されています。掲載号ページでは、未来人、震災後の日本人の心性、ポスト真実の時代を結びつける作品として位置づけられています。

評価 Reception

新潮社の掲載号ページでは、第48回新潮新人賞受賞後第一作として、ふてぶてしい野心に満ちた新鋭の挑戦作として紹介されている。単行本ページ掲載の倉本さおりによる書評では、作中小説のタイトルと作品自体のメタ的な自己言及に触れ、日常と地続きにある言語感覚の鋭さを著者の本質として読んでいる。NDLサーチで『群像』2017年8月号の創作合評第497回において、栗田有起「毛婚」、乗代雄介「未熟な同感者」と並んで本作が扱われたことを確認した。

出典 Sources

鴻池留衣のほかの収録作 More

  1. 001 2016 二人組み ふたりぐみ 初出・「新潮」2016年11月号 『二人組み』は、鴻池留衣のデビュー作で、第48回新潮新人賞受賞作。新潮社の『ナイス・エイジ』書籍ページでは、啓蒙欲と性欲をこじらせた男子中学生が暴走する作品として収録紹介されている。同ページ掲載の倉本さおり書評は、ほとんど返答しない女子生徒を前に主人公の饒舌が上滑りし、言葉と関係性の不気味で滑稽な姿… 青春言葉と言語 第48回 新潮新人賞
  2. 002 2018 ジャップ・ン・ロール・ヒーロー じゃっぷんろーるひーろー 初出・『新潮』2018年9月号 p.7-71 新潮社公式、NDL、Books/JPROで2019年1月刊の単行本として確認。『新潮』掲載作の単行本化。 メディア大衆文化音楽
  3. 003 2023 すみれにはおばけが見えた すみれにはおばけがみえた 初出・『すばる』2023年3月号 p.10-93 NDLとBooks/JPROで2026年5月刊、319ページの単行本として確認。田畑書店公式サイトは通常取得時に証明書ホスト名不一致で確認できなかったため、NDL/Booksを採用。 子ども孤独家族