むこく

武曲

藤沢周 2009

紹介 About

『武曲』は、剣道をめぐる身体と言葉のせめぎ合いを描く藤沢周の長篇です。剣を教える男と、無自覚な才能を持つ少年が出会うことで、暴力、継承、父性、才能への恐れが浮かび上がります。武道小説の枠組みを使いながら、身体の奥に沈む痛みを純文学的な密度で描きます。

評価 Reception

文藝春秋公式で2012年5月刊の単行本情報を確認しました。NDLサーチでは『文學界』2009年6月号の新連載第1回、2011年9月号の最終回、2012年7月号の清水良典による作品評を確認できます。今回確認できた範囲では、収録済みの賞マスターに対応する受賞歴は追加していません。

出典 Sources

参考リンク References

藤沢周のほかの収録作 More

  1. 001 1998 ブエノスアイレス午前零時 ぶえのすあいれすごぜんれいじ 初出・「文藝」1998年夏季号(河出書房新社) 『ブエノスアイレス午前零時』は、雪深い故郷へ戻った青年と、過去に横浜で生きてきた盲目の老女の出会いを描く短篇です。温泉旅館という閉じた場所に、タンゴと異国の都市への憧れが差し込むことで、老い、記憶、失われた時間が濃く浮かび上がります。抑えた筆致とハードボイルドな感触が、深夜の一場面に人生の余白を凝縮… 老い孤独と疎外短篇 第119回 芥川賞