皆月

花村萬月 1997

紹介 About

『皆月』は、花村萬月が芥川賞受賞作『ゲルマニウムの夜』の前後に書いた長篇小説です。妻に金を持ち逃げされた中年男が、義弟や風俗で働く女性との関係のなかで、傷ついた生活を立て直していきます。暴力や性を含む花村作品らしい荒い手触りのなかに、再生の物語が置かれています。

評価 Reception

講談社公式ページで単行本の内容紹介と発売情報を確認し、NDLサーチで1997年講談社刊の書誌を確認しました。今回確認できた範囲では、収録済みの賞マスターに対応する受賞歴は追加していません。

出典 Sources

参考リンク References

花村萬月のほかの収録作 More

  1. 001 1998 ゲルマニウムの夜 げるまにうむのよる 初出・「文學界」1998年6月号 『ゲルマニウムの夜』は、かつて暮らした修道院兼教護院へ、殺人の後に戻ってくる青年を中心にした長篇です。信仰の場であるはずの空間に、暴力、性、罪悪感が濃密に入り込み、聖と俗の境界が崩れていきます。荒々しい身体感覚と過剰な熱量によって、逃げ場のない生を押し出す作品です。 暴力信仰 第119回 芥川賞