蟹と彼と私
紹介 About
『蟹と彼と私』は、荻野アンナが『すばる』連載を経て集英社から刊行した作品です。癌という重い題材を、病の記録だけに閉じず、語りの跳躍、言葉のずれ、奇妙なユーモアによって多層化しています。身体と死をめぐる切実さと、荻野作品らしいパロディ的な文体感覚が同居する一冊です。
評価 Reception
NDLサーチで2007年集英社刊の単行本書誌と『すばる』2005年4月号掲載の連載第1回を確認し、出版書誌データベースでISBN、発売日、判型、ページ数を確認しました。伊藤整文学賞受賞作として知られますが、今回のバッチでは公式受賞一覧を確定できなかったため awards 配列には追加していません。
出典 Sources
- NDLサーチ『蟹と彼と私』 書誌紹介
公的書誌。2007年集英社刊、著者、ISBN、ページ数、NDC 913.6、収録作を確認。
- NDLサーチ『蟹と彼と私(1)』 書誌
公的書誌。『すばる』27巻4号(2005年4月)掲載の連載第1回を確認。
- 出版書誌データベース『蟹と彼と私』 書誌
出版書誌。ISBN、出版社、判型、ページ数、発行年月日、発売日を確認。
参考リンク References
- 出版書誌データベース『蟹と彼と私』 参考 出版書誌データベース
書誌・購入導線の確認用。
- NDLサーチ『蟹と彼と私』 参考 国立国会図書館
公共図書館での所在・書誌確認用。
荻野アンナのほかの収録作 More
- 001 1990 遊機体 ゆうきたい 1990年刊。既存の『背負い水』以前の単著候補。
- 002 1991 背負い水 せおいみず 『背負い水』は、荻野アンナが三年連続候補を経て芥川賞を受けた作品です。ラブレー研究者としての言語感覚を背景に、肉体、性、笑いを奔放な語りで絡ませます。湿った私小説性よりも、身体と言葉がはねるようなユーモアが前面に出る作品です。 第105回 芥川賞
- 003 1991 ブリューゲル、飛んだ ブリューゲルとんだ 1991年刊。1994年に新潮文庫版も確認できる。
- 004 1992 アイ・ラブ安吾 アイラブあんご 1992年刊。1995年に朝日文庫版も確認できる。
- 005 1992 コジキ外伝 コジキがいでん 1992年刊。手製複製本ではなく岩波書店の一次刊本を候補化。
- 006 1994 桃物語 ももものがたり 1994年刊。タイトル上、昔話/物語の再話・変奏の可能性がある。
- 007 1994 食べる女 たべるおんな 1994年刊。食と女性を主題に含む可能性が高い。
- 008 2002 けなげ けなげ 2002年刊。NDLで単著として確認できる。
- 009 2009 殴る女 なぐるおんな 2009年刊。連載後に集英社から刊行されたとみられる。
- 010 2015 電気作家 でんきさっか 2015年刊。NDLで単著として確認できる。
- 011 2017 カシス川 カシスがわ 2017年刊。NDLで荻野アンナ著として確認できる。