蟹と彼と私

荻野アンナ 2005

紹介 About

『蟹と彼と私』は、荻野アンナが『すばる』連載を経て集英社から刊行した作品です。癌という重い題材を、病の記録だけに閉じず、語りの跳躍、言葉のずれ、奇妙なユーモアによって多層化しています。身体と死をめぐる切実さと、荻野作品らしいパロディ的な文体感覚が同居する一冊です。

評価 Reception

NDLサーチで2007年集英社刊の単行本書誌と『すばる』2005年4月号掲載の連載第1回を確認し、出版書誌データベースでISBN、発売日、判型、ページ数を確認しました。伊藤整文学賞受賞作として知られますが、今回のバッチでは公式受賞一覧を確定できなかったため awards 配列には追加していません。

出典 Sources

参考リンク References

荻野アンナのほかの収録作 More

  1. 001 1991 背負い水 せおいみず 初出・「文學界」1991年6月号 『背負い水』は、荻野アンナが三年連続候補を経て芥川賞を受けた作品です。ラブレー研究者としての言語感覚を背景に、肉体、性、笑いを奔放な語りで絡ませます。湿った私小説性よりも、身体と言葉がはねるようなユーモアが前面に出る作品です。 恋愛ユーモア 第105回 芥川賞