おぎの あんな

荻野アンナ

b.1956

略歴 Profile

神奈川県横浜市生まれ(本名:荻野安奈)。父はアメリカ人、母は日本人画家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業後、パリ第4大学でラブレー研究。慶應義塾大学名誉教授。1991年「背負い水」で第105回芥川賞を受賞。3年連続の候補経験を経た受賞として知られる。 このデータベースでは12作品を収録し、発表年は1990年から2017年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では身体、女性、遊戯的、言葉遊び、スポーツといった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1991 背負い水 せおいみず 初出・「文學界」1991年6月号 『背負い水』は、荻野アンナが三年連続候補を経て芥川賞を受けた作品です。ラブレー研究者としての言語感覚を背景に、肉体、性、笑いを奔放な語りで絡ませます。湿った私小説性よりも、身体と言葉がはねるようなユーモアが前面に出る作品です。 恋愛都市・郊外 第105回 芥川賞
  2. 002 2002 けなげ けなげ 初出・長編連載として複数回の雑誌掲載記録あり(NDL記事書誌で確認)。 2002年刊。NDLで単著として確認できる。 家族老い生の時間
  3. 003 2005 蟹と彼と私 初出・『すばる』2005年4月号掲載の「蟹と彼と私(1)」をNDLサーチで確認。単行本は集英社、2007年8月刊行。 『蟹と彼と私』は、荻野アンナが『すばる』連載を経て集英社から刊行した作品です。癌という重い題材を、病の記録だけに閉じず、語りの跳躍、言葉のずれ、奇妙なユーモアによって多層化しています。身体と死をめぐる切実さと、荻野作品らしいパロディ的な文体感覚が同居する一冊です。 死別身体
  4. 004 2009 殴る女 なぐるおんな 初出・連載各回の雑誌掲載記録あり(NDL記事書誌で確認)。 2009年刊。連載後に集英社から刊行されたとみられる。 スポーツ身体女性
  5. 005 2015 電気作家 でんきさっか 初出・前篇・後篇の雑誌掲載記録あり(NDL記事書誌で確認)。 2015年刊。NDLで単著として確認できる。 作家と文学創作テクノロジー

単行本

  1. 001 1990 遊機体 ゆうきたい 単行本・文芸春秋 1990年刊。既存の『背負い水』以前の単著候補。 身体言葉遊び現実と幻想
  2. 002 1991 背負い水 せおいみず 単行本・文藝春秋 『背負い水』は、荻野アンナが三年連続候補を経て芥川賞を受けた作品です。ラブレー研究者としての言語感覚を背景に、肉体、性、笑いを奔放な語りで絡ませます。湿った私小説性よりも、身体と言葉がはねるようなユーモアが前面に出る作品です。 恋愛都市・郊外 第105回 芥川賞
  3. 003 1991 ブリューゲル、飛んだ ブリューゲルとんだ 単行本・新潮社 1991年刊。1994年に新潮文庫版も確認できる。 芸術飛翔幻想
  4. 004 1992 アイ・ラブ安吾 アイラブあんご 単行本・朝日新聞社 1992年刊。1995年に朝日文庫版も確認できる。 作家論文学日本文学
  5. 005 1992 コジキ外伝 コジキがいでん 単行本・岩波書店 1992年刊。手製複製本ではなく岩波書店の一次刊本を候補化。 周縁貧困風刺
  6. 006 1994 桃物語 ももものがたり 単行本・講談社 1994年刊。タイトル上、昔話/物語の再話・変奏の可能性がある。 伝承女性物語
  7. 007 1994 食べる女 たべるおんな 単行本・文芸春秋 1994年刊。食と女性を主題に含む可能性が高い。 女性身体
  8. 008 2002 けなげ けなげ 単行本・岩波書店 2002年刊。NDLで単著として確認できる。 家族老い生の時間
  9. 009 2007 蟹と彼と私 単行本・集英社 『蟹と彼と私』は、荻野アンナが『すばる』連載を経て集英社から刊行した作品です。癌という重い題材を、病の記録だけに閉じず、語りの跳躍、言葉のずれ、奇妙なユーモアによって多層化しています。身体と死をめぐる切実さと、荻野作品らしいパロディ的な文体感覚が同居する一冊です。 死別身体
  10. 010 2009 殴る女 なぐるおんな 単行本・集英社 2009年刊。連載後に集英社から刊行されたとみられる。 スポーツ身体女性
  11. 011 2015 電気作家 でんきさっか 単行本・ゴマブックス 2015年刊。NDLで単著として確認できる。 作家と文学創作テクノロジー
  12. 012 2017 カシス川 カシスがわ 単行本・文藝春秋 2017年刊。NDLで荻野アンナ著として確認できる。 川・水辺記憶人生