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解答者は走ってください

佐佐木陸 2023 第60回 文藝賞 優秀作

紹介 About

『解答者は走ってください』は、過去の記憶を失った怜王鳴門に「きみの物語」というテキストが届くところから始まるマルチバース小説。世界を破壊すべきかという問い、クイズ大会、国家転覆、爆発物が絡み、物語と現実の境界を越えていく。メタフィクション的な仕掛けと速度のある展開で、読者にも世界の存続を問う構造を持つ。物語の階層を越えて人物が動くため、設定の奇抜さだけでなく、小説を読む行為そのものが解答を迫られるように組み立てられている。

評価 Reception

第60回文藝賞優秀作。河出書房新社公式ページでは、選考委員の穂村弘が、登場人物が複数の階層を貫いて行動し、小説の枠組み自体を問題にする点を評価している。評価記述は出版社公式PRの選評要旨に基づく。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

優秀作 第60回 文藝賞 (第60回(2023年))

佐佐木陸のほかの収録作 More

  1. 001 2025 悲しくて目が回る かなしくてめがまわる 初出・『ちくま』646号、p.32-39掲載。NDLサーチの雑誌記事索引で確認。 『悲しくて目が回る』は、佐佐木陸が『ちくま』646号に発表した作品です。NDLサーチで雑誌記事として確認できます。公開Webで信頼できる梗概や紹介文を確認できなかったため、作品内容の説明は掲載情報に限定します。 雑誌掲載
  2. 002 2025 ごみのはての ごみのはての 初出・『文藝』2025年秋季号(3号)p.234-295 『ごみのはての』は、独居老婆のごみ屋敷を清掃する便利屋たちと、そこに入り込む闇バイトの人物たちを描くハウスクリーニング小説です。悪臭と腐敗に満ちた家の中で、紛失した百万円、老婆の過去、闖入者が絡み合い、捨てるものと残すものをめぐる問いが立ち上がる。ごみに埋もれた一軒家を舞台に、社会から押し出された人… 労働孤独地域社会