じゃいろ
ジャイロ!
紹介 About
「僕」と友人・猟平が繰り返す「危険なキャッチボール」が、ついに猟平の家を全焼させてしまう——少年たちの遊びと暴力が地続きになった世界を、熱を孕んだ文体で一気に語る。選考では、世界へのルサンチマン(鬱屈した恨み)を呪詛のような語りで繋ぎ留めた「現代の悪童日記」と評された。受賞の翌年まで『群像』に短篇を発表したのち長く沈黙した作家の出発点でもある。
評価 Reception
第45回群像新人文学賞当選作(選考委員は加藤典洋・川村湊・笙野頼子・高橋源一郎・藤沢周)。「熱を孕んだ文章が読む者を片っ端から作品世界に引き込む」「現代の悪童日記」と評され、受賞作は同年12月に単行本化された。