Themes

越境

主題「越境」に分類された 10 作品。

  1. 001 2022 孤島の飛来人 ことうのひらいじん 山野辺太郎 単行本・中央公論新社 『孤島の飛来人』は、北硫黄島を舞台に、空を飛ぶことへの恐怖と衝動をめぐって展開する小説です。中央公論新社公式ページでは、無人のはずの島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、六色の風船が絡む物語として紹介されている。現実の島と幻想的な飛翔のイメージを重ね、移動すること、飛ぶこと、そこに留まることの意味を… 孤独越境現実と幻想
  2. 002 2018 サーラレーオ さーられーお 新庄耕 初出・「群像」2018年5月号 『サーラレーオ』は、タイで大麻を売って暮らす日本人カセを中心に、金も運も度胸もない男の逃走と欲望を描くピカレスク小説です。大量の大麻の種子をめぐる出来事から、バンコクと日本をまたぐ疾走が始まります。海外を舞台にした犯罪譚でありながら、負け続ける人物の虚勢と焦燥を荒い熱量で押し出す作品です。 欲望犯罪越境
  3. 003 2017 永遠の道は曲りくねる えいえんのみちはまがりくねる 宮内勝典 初出・『文藝』2015年春季号-2016年冬季号(NDL雑誌記事レコードで連載回を確認) 河出書房新社刊の2017年単行本。NDLで単行本と『文藝』連載レコードを確認できる。 人生宗教と信仰
  4. 004 2016 キャピタル きゃぴたる 加藤秀行 初出・『文學界』2016年12月 文藝春秋公式で2017年3月刊、初版奥付2017年3月10日、ISBN 978-4-16-390610-2を確認できる芥川賞候補作。 資本主義越境孤独
  5. 005 2011 雪の練習生 ゆきのれんしゅうせい 多和田葉子 単行本・新潮社 『雪の練習生』は、サーカスや動物園に関わる三世代の白熊をめぐり、人間と動物、母語と外国語、芸と労働の境界を横断する長篇です。語り手を人間に固定しないことで、越境や翻訳の問題が身体感覚として立ち上がる。多和田葉子らしい寓話性と、歴史の暴力を軽やかにずらす語りが読みどころです。 言葉と言語動物越境 第64回 野間文芸賞
  6. 006 2010 拍動 はくどう シリン・ネザマフィ 初出・文學界 2010年6月号 『拍動』は、シリン・ネザマフィが第108回文學界新人賞受賞後に発表した小説です。NDLサーチでは「文學界新人賞受賞第一作」と副題が付され、『文學界』2010年6月号、98-137ページ掲載の記事として確認できます。日本語を母語としない書き手によるデビュー後の展開をたどるうえで、『白い紙』と並べて参照… 異文化身体越境
  7. 007 1998 翔べ麒麟 とべきりん 辻原登 初出・単行本(読売新聞社、1998年刊行)。初出誌・連載媒体は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『翔べ麒麟』は、辻原登の物語作家としての顔が前面に出た大部の長篇です。帝国の秩序、流浪、反乱、芸能、異郷の土地が重なり、歴史小説と幻想小説のあわいで物語が進みます。『村の名前』で見られた越境の感覚を、より広い歴史的・冒険的な空間へ押し広げた作品として位置づけられます。 歴史帝国越境
  8. 008 1997 君はこの国を好きか キミ ワ コノ クニ オ スキカ 鷺沢萠 単行本・新潮社 1997年に新潮社から刊行された鷺沢萠の単著図書。移動・帰属意識を扱う候補作。 アイデンティティ越境青春
  9. 009 1989 カリフォルニアの歌 カリフォルニア ノ ウタ 三浦清宏 単行本・福武書店 1989年に福武書店から刊行された三浦清宏の単著図書。既登録作とは別の海外・異文化系候補。 異文化越境自己認識
  10. 010 1982 ナビ・タリョン なびたりょん 李良枝 初出・『群像』1982年12月号の創作合評で李良枝「ナビ・タリョン」が扱われていることをNDLサーチで確認。作品本文の初出レコードは今回確認できないため、同号での合評確認をもとに year を1982とした。 『ナビ・タリョン』は、李良枝の初期作品です。NDLサーチでは、『群像』1982年12月号の創作合評で同作が扱われていること、また2006年刊の〈在日〉文学全集第8巻『李良枝』に収録されていることを確認できます。公開資料で詳しい梗概は確認できないため、紹介は書誌・収録情報と、李良枝文学に通底する在日性… 在日アイデンティティ言語