Themes
越境
主題「越境」に分類された 3 作品。
- 001 2018 サーラレーオ さーられーお バンコクで暮らす日本人のカセは、観光客への恐喝まがいの行為で生計を立てる落ちぶれた男。ひょんなことから手に入れた大量の大麻の種子をめぐり、金も運も度胸もない彼がタイと日本を疾走する悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。タイトルはタイ語で「人でなし」の意。単行本化にあたって大幅改稿。
- 002 1998 翔べ麒麟 とべきりん 『翔べ麒麟』は、辻原登の物語作家としての顔が前面に出た大部の長篇です。帝国の秩序、流浪、反乱、芸能、異郷の土地が重なり、歴史小説と幻想小説のあわいで物語が進みます。『村の名前』で見られた越境の感覚を、より広い歴史的・冒険的な空間へ押し広げた作品として位置づけられます。
- 003 1982 ナビ・タリョン なびたりょん 『ナビ・タリョン』は、李良枝の初期作品です。NDLサーチでは、『群像』1982年12月号の創作合評で同作が扱われていること、また2006年刊の〈在日〉文学全集第8巻『李良枝』に収録されていることを確認できます。公開資料で詳しい梗概は確認できないため、紹介は書誌・収録情報と、李良枝文学に通底する在日性…