ゆひ

由煕

李良枝 1988 第100回 芥川賞 受賞

紹介 About

『由煕』は、韓国に留学した在日韓国人女性・由煕が、理想化していた「祖国」と現実の韓国語・韓国社会のずれに苦しむ姿を描く中篇です。日本語と韓国語のあいだで裂かれる自己認識が、言葉の問題としても身体感覚としても迫ってきます。越境やアイデンティティを、外側から説明するのでなく当事者の息苦しさとして読ませる作品です。

評価 Reception

第100回芥川賞受賞作です。日本文学振興会の公式一覧で、李良枝「由煕」が1988年下半期の受賞作であることを確認できます。選評本文は未確認ですが、在日文学と言語の問題を扱う芥川賞受賞作として重要な位置にあります。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第100回 芥川龍之介賞 (1988年下半期)