い やんじ

李良枝

b.1955 — d.1992

略歴 Profile

在日韓国人二世。山梨県南都留郡西桂町出身。帰化後の本名は田中淑枝。1982年にソウル大学校に入学し留学中に「ナビ・タリョン」を「群像」に発表して芥川賞候補となる。1989年「由煕」で第100回芥川賞を南木佳士と同時受賞。在日韓国人の言語とアイデンティティの葛藤を鮮烈に描いた。37歳で急逝。 「李良枝」の読みは「イ・ヤンジ」。 このデータベースでは1作品を収録し、発表年は1988年から1988年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味ではアイデンティティ、移民と越境、言葉と言語、息苦しいといった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1988 由煕 ゆひ 初出・「群像」1988年11月号(第43巻第11号) 『由煕』は、韓国に留学した在日韓国人女性・由煕が、理想化していた「祖国」と現実の韓国語・韓国社会のずれに苦しむ姿を描く中篇です。日本語と韓国語のあいだで裂かれる自己認識が、言葉の問題としても身体感覚としても迫ってきます。越境やアイデンティティを、外側から説明するのでなく当事者の息苦しさとして読ませる… アイデンティティ移民と越境言葉と言語 第100回 芥川賞

単行本

  1. 001 1988 由煕 ゆひ 単行本・講談社 『由煕』は、韓国に留学した在日韓国人女性・由煕が、理想化していた「祖国」と現実の韓国語・韓国社会のずれに苦しむ姿を描く中篇です。日本語と韓国語のあいだで裂かれる自己認識が、言葉の問題としても身体感覚としても迫ってきます。越境やアイデンティティを、外側から説明するのでなく当事者の息苦しさとして読ませる… アイデンティティ移民と越境言葉と言語 第100回 芥川賞