うみとどくやく
海と毒薬
紹介 About
『海と毒薬』は、戦争末期の大学病院で行われた米軍捕虜の生体解剖事件を題材に、医師や学生たちがなぜ残虐行為に加担していくのかを描く長篇です。遠藤周作が繰り返し問う、罪、良心、信仰の不在を、日本の戦争責任と結びつけて考える作品です。
評価 Reception
新潮社公式ページは、九州の大学付属病院における生体解剖事件を小説化し、日本人の罪の意識の不在を描く問題作として紹介しています。『白い人』に続く遠藤周作の中心主題を補う作品として追加しました。
出典 Sources
- 新潮社『海と毒薬』書籍ページ 紹介書誌
出版社公式。作品内容、文庫書誌、著者プロフィールを確認。
遠藤周作のほかの収録作 More
- 001 1955 白い人 しろいひと 『白い人』は、ナチ占領下のフランスを舞台に、拷問と背徳を通して悪の問題を問う遠藤周作の中篇です。信仰の有無を単純に裁くのではなく、人間が悪へ傾く瞬間を内面から探ります。カトリック作家としての遠藤の問題意識が、以後の『沈黙』などへつながる出発点として読めます。 第33回 芥川賞
- 002 1966 沈黙 ちんもく 新潮社公式ページで新潮文庫版のISBN、紹介、谷崎潤一郎賞受賞作であることを確認できる。NDLサーチでも書誌を確認できる。
- 003 1973 死海のほとり しかいのほとり 新潮社公式で新潮文庫版ISBN 9784101123189を確認でき、NDLサーチでも新潮文庫版書誌を確認できる。
- 004 1980 侍 さむらい 新潮社公式で新潮文庫版ISBN 9784101123257を確認でき、NDLサーチでも1986年6月刊の文庫書誌を確認できる。
- 005 1986 スキャンダル すきゃんだる NDLサーチで1986年3月刊、新潮社、ISBN 4-10-600645-6の単行本として確認できる。
- 006 1993 深い河 でぃーぷりばー NDLサーチで1993年6月刊、講談社、ISBN 4-06-206342-5の単行本として確認できる。