すなのおんな

砂の女

安部公房 1962

紹介 About

『砂の女』は、昆虫採集に来た男が砂丘の穴の底にある家へ閉じ込められ、女とともに砂を掻き出す生活を強いられる長篇です。脱出への執着と、砂の生活に適応していく感覚が交錯し、自由とは何か、労働とは何かを不条理な寓話として問い直します。

評価 Reception

新潮社公式ページの著者プロフィールで、1962年発表の『砂の女』が読売文学賞とフランス最優秀外国文学賞を受けた作品として確認できます。既収録の『壁』に加え、安部公房の国際的評価を支える代表作として追加しました。

出典 Sources

安部公房のほかの収録作 More

  1. 001 1951 かべ 初出・「近代文学」1951年2月号(第25回芥川賞受賞) 『壁』は、ある朝突然に名前を失った男S・カルマ氏の不条理な遍歴を描く安部公房の前衛的中篇です。現実の制度や所有の感覚がずれていく過程を、寓話的で実験的な文体によって追い詰めます。戦後日本文学に不条理文学・シュールレアリスムの感覚を持ち込んだ、安部公房の出発点となる作品です。 アイデンティティ孤独と疎外言葉と言語 第25回 芥川賞