すなのおんな
砂の女
紹介 About
『砂の女』は、昆虫採集に来た男が砂丘の穴の底にある家へ閉じ込められ、女とともに砂を掻き出す生活を強いられる長篇です。脱出への執着と、砂の生活に適応していく感覚が交錯し、自由とは何か、労働とは何かを不条理な寓話として問い直します。
評価 Reception
新潮社公式ページの著者プロフィールで、1962年発表の『砂の女』が読売文学賞とフランス最優秀外国文学賞を受けた作品として確認できます。既収録の『壁』に加え、安部公房の国際的評価を支える代表作として追加しました。
出典 Sources
- 新潮社『砂の女』書籍ページ 紹介書誌評価
出版社公式。作品内容、文庫書誌、著者プロフィール上の読売文学賞・海外評価を確認。
安部公房のほかの収録作 More
- 001 1951 壁 かべ 『壁』は、ある朝突然に名前を失った男S・カルマ氏の不条理な遍歴を描く安部公房の前衛的中篇です。現実の制度や所有の感覚がずれていく過程を、寓話的で実験的な文体によって追い詰めます。戦後日本文学に不条理文学・シュールレアリスムの感覚を持ち込んだ、安部公房の出発点となる作品です。 第25回 芥川賞
- 002 1964 他人の顔 たにんのかお 単行本初刊は講談社、現行新潮文庫ページとNDLで確認可能。既存収録の『壁』『砂の女』を補う中核作。
- 003 1967 燃えつきた地図 もえつきたちず 新潮社1967年刊。現行新潮文庫ページ、NDL、Books/JPROで確認できる代表的長篇。
- 004 1973 箱男 はこおとこ 新潮社1973年刊。現行新潮文庫ページ、NDL、Books/JPROで確認できる。2024年に映画化関連の再注目もある。