しきゅうの ゆめ

子宮の夢

西野冬器 2023 第60回 文藝賞 受賞

紹介 About

女たちが「子宮投げ」に興じる町を舞台に、「私」と「時間」、そして母をめぐる一夜を描く短篇。身体の内部を外へ投げ出すような奇想を、母子関係と時間感覚のゆらぎに結びつける。寓話的な設定と強いイメージで、短い枚数の中に身体と生の不穏さを凝縮した作品。受賞時の年齢が話題になった作品だが、若さの話題性だけでなく、身体をめぐる比喩を町の習俗として押し切る発想の強さが核にある。

評価 Reception

第60回文藝賞〈短篇部門〉受賞作。河出書房新社の公式発表で、選考委員が柴崎友香と松田青子、応募総数が4176作であることを確認した。著者は受賞時16歳で、同賞短篇部門では文藝賞史上2番目の若さの受賞者として紹介されている。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第60回 文藝賞 (第60回(2023年)短篇部門)

西野冬器のほかの収録作 More

  1. 001 2023 短篇部門 受賞記念インタビュー 現実を解体し幻想で遊ぶ たんぺんぶもんじゅしょうきねんいんたびゅーげんじつをかいたいしげんそうであそぶ 初出・「文芸」62巻4号、2023年冬季号、p.242-244。 『短篇部門 受賞記念インタビュー 現実を解体し幻想で遊ぶ』は、西野冬器の第60回文藝賞短篇部門受賞作『子宮の夢』に関連するインタビュー記事です。NDLサーチで『文芸』62巻4号、2023年冬季号、p.242-244掲載を確認できます。本文内容は未確認のため、内容説明は掲載情報に限定します。 文学創作インタビュー