さいごのむすこ
最後の息子
紹介 About
『最後の息子』は、長崎から上京した若者が新宿で中年のゲイ男性と同居し、親密さと依存のあわいを見つめていく中篇です。都市の片隅で居場所を探す人物たちを、乾いた一人称の感覚で追い、性と孤独が生活の細部に染み出す様子を描きます。吉田修一のデビュー作として、以後の都市と人間関係への関心の出発点に位置づけられます。
評価 Reception
第84回文學界新人賞受賞作で、文学賞の世界で『文學界』1997年6月号掲載と文藝春秋刊『最後の息子』への収録を確認できます。既存出典では芥川賞候補歴も確認されていますが、候補回・選評本文は今回の確認範囲では未確認です。
出典 Sources
- 吉田修一 - Wikipedia 書誌
(Wikipedia)第84回受賞・掲載誌・芥川賞候補を確認
- 文學界新人賞受賞作・候補作一覧 - 文学賞の世界 評価書誌
第84回文學界新人賞受賞、『文學界』1997年6月号掲載、単行本・文庫収録を確認
受賞・候補歴 Awards
吉田修一のほかの収録作 More
- 001 2002 パーク・ライフ ぱーくらいふ 『パーク・ライフ』は、東京の公園を横切る日常の時間を、会話と観察の細部で捉える作品です。大きな事件よりも、見知らぬ他者との距離や、都市のなかでふと生まれる親密さの手前を描くところに特徴があります。 第127回 芥川賞
- 002 2002 パレード ぱれーど 『パーク・ライフ』期の代表的長篇で、都市生活・共同生活・若者の距離感を扱う追加候補。第15回山本周五郎賞受賞作として知られるが、今回は公式賞ページ未確認のため awards には入れない。
- 003 2007 悪人 あくにん 吉田修一の社会派長篇の代表候補。事件小説の枠組みを使いながら、地方、貧困、恋愛、加害と被害の境界を描く。
- 004 2014 怒り いかり 事件の記憶が、東京・千葉・沖縄などの人物関係に影を落とす群像長篇候補。
- 005 2018 国宝 こくほう 芸能・家族・血筋と才能をめぐる大作候補。上・下巻の単行本書誌がNDLで確認できる。