ぱわーけいいちはちいち

パワー系181

墨谷渉 2007 第31回 すばる文学賞 受賞

紹介 About

身長181センチ、強靭な肉体を持つ女性リカが開いた個人サロンには、身体測定マニア、張り手を浴びたいマゾヒスト、衣類フェチなど、それぞれ奇妙な性癖を抱えた男たちが通ってくる。彼らが求める「本物のエクスタシー」を、湿った官能ではなく即物的でドライな筆致で記録していく。身体とマゾヒズムという題材を真っ向から扱い、純文学の新人賞としては異色の手触りで話題になったデビュー作。

評価 Reception

第31回すばる文学賞受賞作として『すばる』2007年11月号に掲載され、2008年1月に集英社から単行本化された。NDLサーチと出版書誌データベースで受賞作としての掲載・単行本書誌は確認できるが、今回確認できた評価は賞発表と書誌情報に限られる。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第31回 すばる文学賞 (2007年)

墨谷渉のほかの収録作 More

  1. 001 2009 潰玉 ついぎょく 単行本・文藝春秋 『潰玉』は、壊れやすいものを抱えた人物の感覚を、題名どおり押し潰されるような身体性と結びつける墨谷渉の中篇です。人間関係や自己認識が、硬い玉ではなく潰れて形を変えるものとして描かれているように読めます。情報は限られるものの、身体と孤独の圧迫感が中心にある作品として整理します。 身体孤独と疎外アイデンティティ