すみたに わたる
墨谷渉
略歴 Profile
愛知県小牧市出身。中部大学国際関係学部卒。身体感覚とマゾヒズムを即物的に描く作風で、受賞後に『潰玉』(文藝春秋)などを発表した。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2007年から2009年に及びます。すばる文学賞の受賞作を含みます。主題や読み味では孤独と疎外、身体、アイデンティティ、ユーモラス、乾いたといった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 2008 パワー系181 ぱわーけいいちはちいち 身長181センチ、強靭な肉体を持つ女性リカが開いた個人サロンには、身体測定マニア、張り手を浴びたいマゾヒスト、衣類フェチなど、それぞれ奇妙な性癖を抱えた男たちが通ってくる。彼らが求める「本物のエクスタシー」を、湿った官能ではなく即物的でドライな筆致で記録していく。身体とマゾヒズムという題材を真っ向か… 第31回 すばる文学賞
- 002 2009 潰玉 ついぎょく 『潰玉』は、壊れやすいものを抱えた人物の感覚を、題名どおり押し潰されるような身体性と結びつける墨谷渉の中篇です。人間関係や自己認識が、硬い玉ではなく潰れて形を変えるものとして描かれているように読めます。情報は限られるものの、身体と孤独の圧迫感が中心にある作品として整理します。