なんとなく、くりすたる

なんとなく、クリスタル

田中康夫 1980 第17回 文藝賞 受賞

紹介 About

『なんとなく、クリスタル』は、東京の女子大生・由利の学業、モデル活動、恋愛、消費生活を、膨大な注釈とともに描くデビュー作です。物語そのものより、ブランド名や都市風俗を含む表層的な記号の連なりが、1980年前後の若者文化を浮かび上がらせます。軽さを武器に、消費社会の感覚を小説の形式へ取り込んだ作品です。

評価 Reception

第17回文藝賞受賞作です。既存出典で受賞歴を確認でき、同時代に「クリスタル族」という言葉を広めた社会的反響も確認されています。ただし社会的評価の細部はWikipedia由来の情報を含むため、今後は新聞・雑誌評での補強が必要です。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第17回 文藝賞 (1980年)

田中康夫のほかの収録作 More

  1. 001 2014 33年後のなんとなく、クリスタル さんじゅうさんねんごのなんとなく、くりすたる 初出・「文藝」連載(河出書房新社公式内容紹介で確認)。単行本は2014年11月、河出書房新社刊。 『33年後のなんとなく、クリスタル』は、田中康夫が1980年のデビュー作『なんとなく、クリスタル』の33年後を描いた長篇です。1980年に大学生だった女性たちが50代になった現在を追い、消費社会の記憶、時代の変化、成熟後の生活感覚を、前作同様に注釈の形式も活かしながら描きます。 消費社会記憶中年