まぼろしをなぐる

幻をなぐる

瀬戸良枝 2006 第30回 すばる文学賞 受賞

紹介 About

失恋の痛手を抱えた女性が、目の前にいない相手=「幻」をシャドーボクシングのように殴るという身体的な行為を通して、行き場のない感情と折り合いをつけようとする。応募時の題「新しい歌」を改題して受賞した作品で、感情を言葉ではなく身体の運動で処理しようとするヒロインの姿が印象を残す。2007年1月に集英社から単行本化され、短編「鸚鵡」が併録された。

受賞・候補歴 Awards

受賞 第30回 すばる文学賞 (2006年)