くっすん だいこく
くっすん大黒
紹介 About
『くっすん大黒』は、仕事を辞め、妻にも去られた楠が、身の回りの不運を自宅にある不気味な大黒像のせいにして捨てに行く町田康のデビュー作です。日常の失敗や自意識の空回りが、大阪弁に近いリズムと独特の口語で転がっていく。貧しさ、夫婦の破綻、労働からの離脱を、陰惨さだけでなく滑稽さとして読ませる語りが大きな魅力です。
評価 Reception
第7回Bunkamuraドゥマゴ文学賞と第19回野間文芸新人賞の受賞作で、両賞の公式ページで受賞を確認した。出版社公式の商品紹介ページは今回確認できなかったが、慶應塾生新聞デジタルの名作探訪で初出情報を補助確認している。町田康の小説家としての出発点を示す作品として扱う。
出典 Sources
- 野間文芸新人賞 過去の受賞作品一覧 - 講談社 評価書誌
(公式)第19回野間文芸新人賞受賞を確認
- Bunkamuraドゥマゴ文学賞 受賞作品一覧 評価書誌
第7回(1997年)受賞作として町田康『くっすん大黒』を確認。
- 名作探訪「くっすん大黒」 - 慶應塾生新聞デジタル 書誌
(報道)初出:1996年8月「文學界」を確認