くっすん だいこく

くっすん大黒

町田康 1996 第7回 ドゥマゴ文学賞 受賞 第19回 野間新人賞 受賞

紹介 About

『くっすん大黒』は、仕事を辞め、妻にも去られた楠が、身の回りの不運を自宅にある不気味な大黒像のせいにして捨てに行く町田康のデビュー作です。日常の失敗や自意識の空回りが、大阪弁に近いリズムと独特の口語で転がっていく。貧しさ、夫婦の破綻、労働からの離脱を、陰惨さだけでなく滑稽さとして読ませる語りが大きな魅力です。

評価 Reception

第7回Bunkamuraドゥマゴ文学賞と第19回野間文芸新人賞の受賞作で、両賞の公式ページで受賞を確認した。出版社公式の商品紹介ページは今回確認できなかったが、慶應塾生新聞デジタルの名作探訪で初出情報を補助確認している。町田康の小説家としての出発点を示す作品として扱う。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第7回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞 (1997年)
受賞 第19回 野間文芸新人賞 (1997年)

町田康のほかの収録作 More

  1. 001 2000 きれぎれ きれぎれ 初出・「文學界」2000年5月号掲載。文藝春秋2000年7月刊。 『きれぎれ』は、町田康が『文學界』2000年5月号に発表し、同年に文藝春秋から刊行した中篇小説です。文藝春秋BOOKSでは、浪費家で酒乱、ランパブ通いを趣味とする語り手が、かつて見合いで出会った友人の妻に恋慕し策謀を練る物語として紹介されています。単行本には「人生の聖」も併録されています。 欲望妄想恋愛 第123回 芥川賞