がんきゅう だるましき

眼球達磨式

澤大知 2021 第58回 文藝賞 受賞

紹介 About

『眼球達磨式』は、職場と自宅を往復するだけの無為な日々を送る「彼」が、移動式監視カメラ「アイ」を手に入れるところから始まる。極小の眼球型機体は地上すれすれを走り、にわか雨の後に制御を失って、やがて勝手に自走しはじめる。人間の視線とは異なる低い位置から世界を見る設定が、監視、孤独、観察することの欲望をずらして映し出す。ロードノベル的な移動の軽さと、見ているつもりの主体が見られているかもしれない不穏さが同居する。

評価 Reception

第58回文藝賞受賞作。河出書房新社公式ページで受賞、刊行情報、移動式監視カメラをめぐる内容を確認した。著者は受賞後の2021年に逝去しており、単行本は遺作として刊行された。Prizesworldは回次照合に用い、受賞・内容の根拠は出版社公式を優先する。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第58回 文藝賞 (第58回(2021年))

澤大知のほかの収録作 More

  1. 001 2021 受賞記念対談 村田沙耶香×澤大知 "物の眼差し"から世界を知覚する じゅしょうきねんたいだん むらたさやか さわだいち もののまなざしからせかいをちかくする 初出・『文藝』2021年冬季号掲載。第58回文藝賞発表内の受賞記念対談としてNDLサーチで確認。 『受賞記念対談 村田沙耶香×澤大知 "物の眼差し"から世界を知覚する』は、澤大知が村田沙耶香と行った対談記事です。第58回文藝賞受賞作『眼球達磨式』と同じ『文藝』2021年冬季号に掲載されました。公開Webで本文内容を確認できなかったため、作品内容の説明は掲載情報に限定します。 文学創作視線