しのとげ(しょきれんさく)

死の棘(初期連作)

島尾敏雄 1959

紹介 About

『死の棘(初期連作)』は、妻の精神疾患と夫婦生活の崩壊を、逃げ場のない一人称で書き継いだ私小説的連作です。家庭という最も近い場所が病と疑念によって変質していく過程を、苛烈な自己凝視で描きます。のちに完結版へ至る島尾敏雄文学の中心的モチーフが、初期の連作段階からすでに現れています。

評価 Reception

既存出典で1959〜1960年に連作が分載され、1977年に完結版が刊行されたことを確認済み。完結版の文学賞・評価は賞マスタ外または今回対象外のため `awards[]` には入れていない。今回の追加調査では、初期連作単位での詳細な選評は確認できなかった。

出典 Sources